玉城 里奈

第6期生
玉城 里奈さん

語学留学体験談

2日間のボランティア活動が終わり、月曜日から金曜日の5日間、私はPhilinterという語学学校に通いました。私は今沖縄の専門学校で英語を中心に語学を学んでいます。Philinterでは英語はもちろん、TOEICやIELTS、TOEFLなども選択して学べることが出来ます。私の場合は5日間と短かった為、マンツーマン、4〜5人のスモールグループクラス、10人程のビッググループクラスで英語の話す、聞く、読む、書くを学びました。初日にレベルチェックテストが行われ、自分に合った授業を受けることが出来ます。

私は英語が得意とは言えません。なので最初は色々な国の人達が英語で喋り、友達がいる中で、私は友達が出来るのか、楽しく過ごせるのか、また先生とコミュニケーションがとれるのかととても不安でした。ですが、ルームメイトともすぐに仲良くなり、また先生方も皆優しく分かりやすく教えてくれました。ここPhilinterには、日本人スタッフもいるので、不安があってもしっかりとフォローしてくれたので安心して勉学に励むことが出来ました。

私は日本にいる時からホームワークが嫌いでした。ですがここではその日に出されたホームワークを次の日に出さなければならないので、絶対やらなきゃいけないのです。ですが、そういう事だからホームワークをやる、という訳ではなく、私はホームワークが好きになりました。ホームワークをやる意味が分かりました。ホームワークをすると次の日に先生に間違っている所を説明してもらう事で、また新たな学びを得ることが出来ます。当たり前な事ですが、ホームワークが大事と言われる意味が分かりました。そのおかげで、文法担当の先生には1週間でよくここまで伸びたね。と褒められて本当に嬉しかったです。そして日本に帰っても絶対に続けようと決意しました。どの授業も楽しく、どの先生も楽しかったので本当に充実した学校生活を送る事が出来ました。

また、ボランティア活動を行った後の学校だったので、勉強を出来るという事が当たり前な事ではないと強く感じる事ができ、心の面で勉強に対しての考え方を変える事が出来ました。

そして放課後は17時以降は外出する事が出来ます。もちろん門限もちゃんとあり、学校の前では警備員がしっかりと見てくれているので安心です。学校のすぐ目の前には観光客に有名なスパもあり、近くにはショッピングモールが2つもあり、とても便利です。私はお土産などはそこで買ったりしました。スパも安くで体験出来ました。またフィリピンではマクドナルドの様な存在のJollibeeというファーストフード店があり、そこに行く事も出来ました。Philinterの近くにはほんとに色々なものがあり、空港も近くにあるのですごく便利です。またPhilinterのある島は海がキレイで有名な島なので、休みの日には海にも行く事が出来ます。それもあって、友達もたくさん出来たし、フィリピンを満喫する事が出来ました。

勉強は分からないことが沢山あったり話しても通じない事をどう言い換えて伝えようかととても考えたりして、キツかった事も多々ありました。でもルームメイトを中心に友達沢山でき、本当に貴重な出会いが沢山あり、Philinterで学べた事を自慢出来るくらいの良い学校でした。

これからは日本で、より英語のスキルを上げていこうとモチベーションもあがっています。 是非、皆さんも1度フィリピンの語学学校を体験してみて下さい。きっと、英語に対して恐怖や不安が変わるはずです。

ボランティア体験談

私達はフィリピンに来て、まず2日間のボランティア活動を行いました。そのボランティア活動を通して、学んだ事や感じた事、フィリピンだからこそ得られた事が沢山ありました。私が感じた事が少しでも皆さんに伝わればと思います。

まず、1日目の最初に訪れたのはスラム街と言われるロレガ地区。この地区はスラム街といっても比較的に落ち着いていると聞きました。ですが、落ち着いているといっても、私達日本人が簡単に言えること程ではありません。ロレガ地区の教会では、沢山の子ども達と一緒にダンスをしたり、読み聞かせを一緒に聞いたりしました。子ども達は皆笑顔で私達を迎え入れてくれ、目が合うとすぐに名前を聞いてくれる子も多く、とても嬉しかったです。カメラを向けるとすぐにポーズをとってくれたり、カメラに興味をもち、自分で写真を撮ってる子もいました。最後にノートや鉛筆、歯ブラシ、チョコレートを子供たち1人1人にプレゼントしました。皆喜んでくれて、日本語でありがとうと言ってくれて、逆に私の方が嬉しかったです。教会を出た後は、ロレガ地区を少し歩き回りました。とても裕福とは言えませんが、大人から子ども皆がそこに幸せそうに笑顔で暮らしていました。そこで本当の幸せとは、お金や便利な物、良い環境があるだけではないと強く思いました。

次にストリートチルドレンと呼ばれる子ども達が通う、青空教室という公園で行われる授業やアクティビティに参加しました。自己紹介をした際に、子ども達皆が習った日本語で流暢に自己紹介をしてくれました。そこでもダンスが行われました。その他にも一緒に絵を書いたり、体を動かすアクティビティもしました。そこでもやはり子ども達の笑顔は本当に輝いていて、皆で楽しい時間を過ごすことが出来ました。ですが、この青空教室が終わると、子ども達はすぐに路上に戻り、キーホルダーやアクセサリーなどを売り始めます。とても衝撃を受けました。私の小学校の時を思い出すと、学校が終わると遊んだり部活動をしたりしていました。この子達を見て、当たり前の生活というものは無いのかもしれないと感じました。

1日目最後は山村集落というセブ島の中心から少し離れた所に行きました。現在セブ市ではセブ市内にあるスラム街をなくそうという動きがあり、スラム街に住んでいる方達は皆山の方へと強制的に移されているそうです。その山村集落には沢山の民家があり、沢山の人でとても賑わっていました。そこにはバスケットボールが出来る広場やリングもあり、バスケットボールをしている子達もいれば、まだ小学生くらいの子達は走り回って遊んだりしていました。そこでも子ども達と一緒に遊びました。子ども達の元気についていくのがやっとなくらい本当に元気で、笑顔が素敵な子ども達でした。

2日目の初めはゴミ山に行きました。ゴミ山と言われていますが、本当にゴミで山が出来ています。私も最初は想像が出来なかったです。ですが実際目にした時とても衝撃を受けました。その地域をゴミ山で囲うかのように沢山のゴミであふれかえっていました。ここには毎日200トンものゴミが送られてくるそうです。ここにも沢山の家族が暮らしており、沢山の子ども達がいました。子ども達はゴミ山をサンダルで走り回ってとても楽しそうでした。ですがゴミの中にはガラスもあったりする危険な場所です。なぜこんなにゴミあるのか、なぜ処理しないのか、と思う方がほとんどだと思います。ゴミ山の周辺で暮らすほとんどの人々がゴミ山の中から売れるものを探し集めてそれを生計にあてているのです。だからほんとに難しい問題で、ゴミ山がある事はとても大変な問題です。ですがゴミ山が無くなると困る人が沢山いるという事も事実なのです。

最後に私達はセブンスピリット事務所を訪問しました。ここは日本の方が立ち上げた事務所で、スラム街に暮らす子ども達を音楽で生きていけるようにしようと行っている事務所です。驚くことに、ここに通っている子達と通っていない子達を学校にお願いして調べてもらったところ、通っている子達の方が圧倒的に集中力があり成績も良いという結果が出たそうです。この子達は皆音楽が好きで通っているので、とても練習に集中すると聞きました。それが勉強にも反映されているという事です。今では沢山の場所で演奏会を開いているそうで、ショッピングモールや大学からお願いされる事も多いそうです。この様な動きが1人の人の人生を大きく変えると思うと、セブンスピリット事務所はすごいなと感じました。

長くなってしまいましたが、この2日間のボランティアでとても印象に残ったことはやはり子ども達の笑顔、その場所に暮らす人々の笑顔でした。衝撃を受けた事も沢山あったけど、訪れた地域の方々皆さんが笑顔で私達を迎え入れてくれ、フィリピンの事、住んでる地域の事を教えてくれました。また子ども達からはほんとに沢山得られた事がありました。日本にいては分からない、ネットや新聞じゃ分からない、実際に自分の足で来て自分の目で見ないと分からないことが沢山あります。私は今回ボランティアをしたのではなく、フィリピンの人達にさせてもらったと強く思います。これから先、私が日本で生きていく上で、このボランティアが絶対に活きてきます。考え方、行動、私生活、すべてを変えて、改めて自分になにが出来るかもっと考えていく必要があると感じました。